オンラインポーカー、フリーロール中盤以降のビッグスタック相手の立ち回り


オンラインポーカーのフリーロール中盤戦以降,,,,

 

自分はショートスタック(チップが少ない状態)で、自分より5〜10倍のビッグスタックのプレイヤーがいると緊迫する状況が多くないですか?

 

例えば、プリフロッップ段階で自分に良いハンドが入った時にビッグブラインドが2betなんてしてきたら

 

「えっ?ブラフ?ガチ?」

とドキドキさせられてしまいますよね。

 

そこで今回は、ビッグスタック相手にもうまく立ち回るための戦略を解説していこうと思います。

 

 

※一応、僕が参加しているフリーロールから10ドルくらいの参加費のトーナメントなら共通して使える戦略になります

 

ビッグスタックの心理を考える

トーナメント中盤でビッグスタックになっていると余計な勝負をする必要がないので、ほとんどのハンドでプレイしていたレクリエーションプレイヤーですらハンドを絞ってきます。

 

まずはこの相手の心理を考えることで、どういう行動を取ってくるのかのおおよその予想がつきます。

 

ビッグスタックのプレイヤーの心理で予想できるのが次のようなものと僕は仮定してます。

ルーズなプレイヤーとタイトなプレイヤーで大まかに次のような状況になるかと思います。

 

『ルーズなプレイヤー』
ストレートやフラッシュ、トリップス(スリーカード)になりそうなハンドで入ってショートスタックのやつを刈り取ってやろう

 

『タイトなプレイヤー』
無理する必要はないけど、ポジションによっては勝てるハンドは入ってプレイしよう

 

ここから考えうる、トーナメント中盤のビッグスタックプレイヤーのハンドレンジは次のようなレンジが多いです。

 

 

予想されるビッグスタックのハンドレンジ

※スーテッドはマーク揃い、オフスートはマークがバラバラということです

 

ルーズな人とタイトな人で変わりますが、大体この範囲で入ってくる可能性が高いです。

 

 

①ポケット(ペア)について

ルーズな人 2−6までは2bet、7以上は3bet、J以上は弱いふりすることあり
タイトな人 2−6は1betで他のプレイヤーの様子見、7以上は2bet、J以上は弱いふりすることあり

 

ベットしてくる額は違えど、とりあえずトリップスが揃えばショートスタックを飛ばせるので入ってくることが多いです。

 

 

②ストレートが成立するハンドについて

ルーズな人 AからQまでのストレートが作れるハンドは2〜3betしてくる率が高い

(余裕ぶっこいてJまで入ってくる人もいる)

タイトな人 AからKなら1〜2betで入ってくることが多い

(かなりタイトな人はスーテッドでないと入ってこないことも)

 

スーテッドかどうかで多少ハンドレンジが変わることはあるものの概ね入ってくるときは、こういったハンドレンジになると思います。

 

 

とりあえずタチが悪いハンドで入ってくる

フロップでトップヒット(一番大きい数字がペアになること)したショートスタックプレイヤーにたくさんチップをベットをさせて飛ばそうというタチの悪いハンドレンジで入ってくることが多いです。

 

なので結論から言えば”ビッグスタックのプレイヤーにケンカは売らないこと”が正解だったりしますが、降りるわけにはいかないハンドが入ってくることもありますよね。

 

そこで、このハンドレンジに対してどう立ち回るのかを解説していきます。

 

 

ビッグスタックと勝負するときの立ち回り

自分が参加すべきハンドがきた時にビッグスタック相手に、どのように立ち回るのか!?

それは次の2点が重要になってきます。

 

・ポジション&相手のベット額

・フロップでの立ち回り

では順番に解説していきたいと思います。

 

 

自分のポジションについて

参照サイトpokernews

 

Player4がビッグスタックのプレイヤーだとします。

 

あなたにはAJのオフスートのハンドが入りました。

相手は6ポケですが、実際にはハンドがわからないので基本的に降りるわけにはいきませんよね。

 

ここで、ポジションが”相手の方が先にベットする位置なのか?””後からベットする位置にいるのか?”で解説してみます。

 

 

自分が先にベットする位置の場合

本来ならパワーナンバーという考え方があり、即オールインでもいいんですが”トーナメントの極意は生き残ること”だと僕は思ってます。

 

なので、この場合は様子見でリンプ(レイズなし)で入るのがおすすめです。

これには、ちゃんと理由がありまして以下のことが言えるからです。

 

・オールインで入ったところで、ビックスタックにとって脅威でも何でもないので普通にコールされる可能性が高い

 

なので相手がどんな反応をしてくるかでハンドの予測をすべきです。

例えば、次のような予想ができます。

 

普通にコールしてきた場合
6ポケ以下やQ10などのフリップを見て確実に勝てるか判断したいハンド

 

2bet〜3betレイズをしてきた場合
9ポケ以上やAK〜AQなどもあり、コールしてきてもまぁ勝てる可能性は低くないと判断しているハンド

※ルーズなプレイヤーは先ほど解説したハンドレンジすべてで脅しのレイズをしてくることも多いです

 

あとは相手の悩み具合とかで、ここまでプレイスタイルを観察していれば「何となくブラフでレイズしてきただけっぽいな〜」とか予測ができると思います。

 

この辺、こちらがレイズしちゃってコールされてしまうと相手のハンドが絞りきれないんですよね。

 

「まぁ最悪負けてもいいや」でコールしてるのか、

「よしよし、仕留めれるハンドがきてるぞ」というコールなのか判断しにくいです。

 

なので、ビックスタックが自分のポジションよりも後ろにいる場合は”リンプで入ってフロップが開かれてから判断”がベストになります。

 

 

相手が先にベットする位置にいる場合

逆にあいてが先にベットをしてくる場合ですが、基本的にはレイズしてくるかどうかの判断は後ろにいるときと同じです。

 

ただし、例外がひとつありまして

あなたがBB(ビッグブラインド)にいる場合、ショートスタックのプレイヤーを飛ばすためにかなり甘いハンドでレイズしてくる可能性があります。

 

こういったKやAありでキッカーが弱いハイカードですね。

 

これは、ショートスタックの飛ばし方のセオリー的なベットの仕方です。

「いいハンドなんて早々入らないだろう」という前提でBBのブラインド代だけ払わせてフォールドさせたいわけですね。

 

 

こういった場合は、勝率はかなり高いので「脅しでレイズしてきただけっぽい」と判断したときはコールしてみるのもいいかも知れません。

 

 

フロップでの立ち回りについて

次に重要なのが、フロップでの立ち回りになってきます。

慎重にベットしないといけないボードが次のようなものです。

 

 

ツートーンボード

フラッシュの確率のあるボードです。

こういうときに限ってベットしたくなるようにJが落ちたりしますが、思考停止でオールインせずにチェックで回して様子を見た方がいいです。

 

 

コネクトボード

ストレートが完成するorしている可能性のあるボード

こういった状況の場合、本来はストレートは完成していないと予測して次のカードを見せないためにベットしてフォールドさせるべきです。

 

が、ショートスタックのベットに脅しの効果は1ミリもないのでコールされて終わりです。

それならリバーまで覗いて勝ちの可能性が少しでもあるようにチェックで回す方がメリットは大きいと思います。

 

 

どちらにせよ相手の反応から予測する方が有益

フロップ段階でも、こちらからヤケクソでオールインしてしまうよりも相手の様子を見る方が情報が得られるメリットがあります。

 

例えば、こういう状況だった場合「どうせ何も刺さってないだろ?」って感じで相手は少し迷った末にレイズしてくることが多いと思います。

 

これを読み切ってコールすれば運に身を任せるのではなくスキルとして勝ったといえるわけです。

 

もちろん相手がスロープレイで弱いフリをしていて実は10のポケットを持っていて負けるってこともあります。

 

ですが『自分で判断した末にコールして負けたなら反省して次につなげやすい』はずです。

 

今回の話はもしかしたら安い参加料のトーナメントでしか役に立たないかもしれませんが、フリーロールでまったく勝てる気がしないという場合は参考にしてみてください。

,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です