WTSD率とは? 数値から分かる対策と合わせると効果抜群なデータを解説


ポーカーのHUDデータの1つである『WTSD率

プレイ判断の材料になり、勝敗をわけることもあるデータなので色々な角度で解説をしてみたいと思います。

 

 

WTSD率とは?

WTSDは、ハンドを最後までプレイしたときの割合のデータとなってます。

 

こんな感じに….

まず、はじめの3枚のカードが開かれる状態(フロップ)まで進み…

 

 

その後、最後の5枚目までカードが開かれた状態(ショーダウン)までプレイしている割合がWTSDとして数値化されます。

 

 

「で、それが何なの?」ってところが重要かと思いますので解説していきたいと思います。

 

 

 

WTSD率の”高い・低い”で分かること

WTSDはハンドを参加してから、どのくらいの割合でショーダウン(最後)まで降りる・降りないを示しています。

 

なので、次のようなプレイヤーであるという判断材料となりやすいです。

 

 

WTSDが高い場合

テキサスホールデムの場合、35%以上になってくるとWTSDが高いと判断されやすいです。

 

その場合、ハンドを参加すると決めたら降りないプレイヤーと思われやすいです。

 

そのため、このような対策をされやすいです。

『ブラフをしても降りないからブラフ頻度を下げる』

『(こちらが強いハンドでも降りないから)弱いときは降りて、強いときは勝負』

 

基本的にWTSDが高すぎる人はフィッシュ(カモ)という目安にされることも多いです。

 

 

WTSDが低い場合

テキサスホールデムの場合、25%以下になっているとWTSDが低いと判断されやすいです。

 

この場合は、フロップまで参加しても弱い役ならブラフをせず素直に降りる慎重なプレイヤーだと思われやすいです。

 

なので次のような場面で、ブラフをかまされやすいです。

こういう明らかにフラッシュが完成していそうなときや….

 

ストレートが完成していてもおかしくないパターンのときです。

 

 

WTSDが低い人は、上のような場面で”相手から強気のベット、かつ自分はワンペアのみ”とかだったら、ブラフっぽいな〜と思っても降りちゃったりしてるんじゃないでしょうか?

 

 

 

WTSD率と合わせると効果バツグンなデータ

先ほどは、WTSD率の数値のみでのプレイ判断を解説してみました。

ここからは組み合わせることで、また新たな考え方ができるデータについて解説してみたいと思います。

 

 

W$SD%

W$SD%は、ショーダウンまで進んだ場合にどれくらいの割合で勝利しているか?というデータです。

 

このデータによっては、先ほど話した「WTSDの数字が高い人はフィッシュ」の判断が変わってくることにもなります。

 

例えば『WTSD45%・W$SD55%』といった異様なデータの人がいた場合….

WTSDが高くても勝ってることの方が多いわけなので、

 

・ブラフキャッチがうまい人

・スロープレイがうまい人

・WTSDは高いけどW$SD%の低い、フィッシュばかりを狙ってる人(バムハント)

こういった考え方もできます。

 

 

 

Fold to C-Bet、Fold to 3-Bet

Fold to C-Betとは、フォールド to コンティニエーションベットの略です。

 

コンティニエーションベットとは、プリフロップ(カードが何も開かれていない段階)でレイズしたプレイヤーがフロップ(カードが3枚配られた状態)でさらにレイズすることを言います。

 

この行動に対して、どれくらい降りてしまっているか?の割合が”Fold to C-Bet”です。

 

この数値が高すぎる場合、相手が強気な行動に出ると降りる慎重なプレイヤーであると判断されやすいです。

 

ここで、さらにWTSD率の数値も低いとなると「こいつは弱気なプレイヤーだ」と確信を持たれやすくなります。

 

似たような判断材料にされやすいデータに『Fold to 3-Bet』『PFR』などがあります。

抜け目のないプレイヤーはこういったデータを活用して、勝率の高い判断をしてきますので要注意です。

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