KKPOKERで搾取されたくないなら知っておくべきHUD(データ)の見方


KKPOKERやってるんだけど、なんかいっつも負けてる気がする…

 

と、こんな感じで悩んでませんか?

それはあなたのHUDデータが覗き見されて、どんな行動を取るか把握されてるからかも知れません。

 

その秘密はこのVマークにあります。

これはKKPOKERのVIP会員であることを示しています。

 

「なんなのコレ?」と思ったなら要注意です。

VIP会員には対戦相手のいくつかのHUDデータを見ることができる特典があるんです。

 

 

VIP会員に覗かれているあなたのデータ

自分のキャリアってところでデータを見たことがありますかね?

ここのデータは本来は自分のしか見ることができないのですが、VIP会員なら覗くことができます。

 

このデータなんですが、見る人が見れば次のようなことが予測されてしまうんです。

 

 

・どんなハンドで勝負してくる可能性が高いか

・ブラフをするかしないか(多いか少ないか)

・ブラフをしたときに降りやすいか

 

つまり、このデータによって『あなたが勝っているときに降りられ、負けているときにガンガン攻められている』という搾取される体制を取られている可能性があるということです。

 

ということで、今後搾取されないためのデータの見方を解説したいと思います。

 

 

KKPOKERのキャリアデータの見方

では、さっそく番号順にそれぞれの数値の意味を解説していきます。

 

(今回の数値による判断等はすべてテキサスホールデムの場合の解説です)

 

 

VPIP ハンドの参加率です。高いほどルース、低いほどタイトなプレイヤーと見なされます。

強制参加のBB(ビッグブラインド)の参加数は省かれます。

PFR プリフロップレイズ率

テーブルにカードが出る前のベット段階でレイズをした割合

WTSD テーブルに5枚のカードが開かれるショウダウンまで参加した率
W$SD% ショウダウンまで行った場合の勝率
3-Bet 相手のレイズに対して更にレイズして参加した割合
Fold to 3-Bet 3-Betに対してフォールドした割合
C-Bet レイズして入り、フロップでも続けてレイズした割合
Fold to C-Bet 相手のC-Betにフォールドした割合
ROI 投資収益率、要するにチップを賭けた額に対して勝っているか負けているか

 

数字が苦手だと、一気に言われてもって感じになりそうですが対戦相手が知っている以上はこちらも知っておかないといけません。

 

 

キャリアデータから判断されている行動

では、このキャリアデータを見て相手はあなたをどのような行動をしてくるプレイヤーだと思っているのかを解説していきます。

 

 

VPIPについて

この数値によって、次のようなプレイヤーであると判断されます。

 

10%以下 超タイト(ロックと言われます)

この手のタイプはとてもアジャストしやすく、JJ〜AAのポケット、AJ〜AKくらいしかプレイしないのでハンドがバレバレです。

「ベットしてきたときは降りとけばいいや」と対応されて、全然チップが獲得できなかったりします。

10〜15%以下 かなりタイトです。

A,Kが絡んだハンドや77ポケット以上などのハンドでプレイするので、これまたわかりやすいです。

15〜22% 適正なタイト

スーテッド(マーク揃い)のハンドやストレートが狙えるハンドも含めて検討するタイプです。

22%-30% 適正なルーズ

より幅広く、数字が弱くてもフラッシュやストレートを狙えるハンドレンジに含めるタイプです。

このパーセンテージにいる人は超強いか弱いか極端なことが多いです。

30%以上 とにかくなんでもプレイしたがるタイプです。

基本的には弱いプレイヤーと見なされますが、敢えていうならハンドレンジが広すぎて読めないので予想外のハンドで逆転されることも多いタイプだったりします。

もちろんこの%の鉄強(鬼強い)もいますのでナメてかかっていいという意味ではないです。

 

 

PFRについて

この数値が低いかどうかで、ハンドレンジをどれだけ絞っているか判断されます。

 

3%以下 JJ〜AAのポケット、AKくらいしかレイズしない
3〜6% 10のポケットやAJ〜AQなどもレイズする
6〜10% 7のポケット以上やKJ、A10などもレイズではいる
10〜15% ポケットハンドやKQなどの絵柄2枚、Axのハイカードなどもレイズする
15%以上 予測不能、ブラフ含めて色んなハンドをレイズして入る

 

あくまで一例ですが、こういった感じでハンドの予測をされてしまいます。

 

例えばPFRが低すぎると、場に出るカードと合わせた強さを確信するまでベットできないとも取れますので相手のブラフに降ろされることも多いかも知れません。

 

 

WTSDについて

ショーダウンまで見に行く率を表しているので、割とフィッシュ(カモりやすい相手)かどうかを判断される指標にもされたりします。

 

30%以上から少し高いという感じで35%以上とかだと、明らかに勝率として不利な勝負に乗りに行ってる可能性が高いです。

 

「最後まで見れば逆転できるかも?」で見にいきたくなっちゃう場合はオッズについて学んだ方がいいです。

 

 

より詳しくはWTSD率とは?という別記事で解説しています

 

 

W$SD%について

WTSDと合わせて見られることの多い数値です。

ショーダウンで勝っている割合なので、これが高い(50%以上)ということはコールばかりしてくる相手を打ち負かしている。

スロープレイでうまく相手を罠にハメている。

 

といったことが考えられます。

 

逆にこの数値が低い(50%以下)ということは、あまり勝ち目がない勝負を最後まで挑んで負けているということになり、他人から見ると”弱い”という判断材料になってしまいます。

 

 

3-Betについて

こちらの数値が低すぎる人はいろんな見方ができます。

これは人によって判断が変わりますが、主に次のようなものになると思います。

 

・こいつは自分が勝ちを確信していないとベットできない弱気な奴だ

・強いハンドはレイズするのがセオリーということを知らないレクリエーションプレイヤー(エンジョイ勢)だ

・マネープレッシャーに弱いやつかもしれない

などです。

 

もしも、アグレッシブなプレイヤーの勢いに降ろされまくってジリジリとチップをなくしてるという人は完全に相手になめられてます。

 

 

逆に高すぎる場合は、次のように予想されるのではないでしょうか。

 

・常に強いフリをして、相手がブラフだと判断ミスをしたときに大きくチップを取ろうとしているのかも!?

・単純にギャンブル好きで、一度に稼げる額を大きくしたい

・ブラフで相手がビビることに喜びを感じている

 

(特に気の弱い)初心者的には苦手とする相手かも知れません。

毎回、強いハンドが入るなんてことはありえませんので、たまにリレイズを返して「なめんなよ」という態度をとることも重要です。

※よほどクレイジーな奴でない限り、リレイズすると一気に大人しくなったりすることも多いです

 

 

Fold to 3-Betについて

相手の3-Betに対してフォールドする割合です。

この値が高いと「ブラフに弱いのでは?」と予想されやすいです。

 

逆に低すぎる場合、ブラフをしても降りないので確実に勝てるハンドのときにベットしようという判断材料にされます。

 

 

C-Betについて

レイズをしてフロップに入り3枚のカードがテーブルに開かれた段階で、さらにレイズをすることをC-Bet(コンティニエーションベット)と言います。

 

ちなみに確率の話でいうと、ボードに落ちた3枚の数字でペアができる確率は30%程度と言われているんですが、

 

これを一つの基準と捉えるとC-Bet率30%以上の場合は、何かしらブラフをかましてることが多いプレイヤーと判断されます。

 

とはいえ通常、レイズして入った側が再度レイズするのは自然な流れであるケースは多いので50%超えてても不思議ではないかと思います。

 

逆に低すぎると弱気なプレイをしていると判断され、つけ込まれるやすくなるかもです。

 

 

Fold to C-Betについて

相手のC-Betに対して降りる確率の高さです。

高いほどブラフが効きやすい相手と判断されてしまいます。

※地味にポットを取られていくので度重なると結構な損失となります

 

逆に低すぎると、なんでもかんでもコールしすぎな可能性があります。

勝率が悪そうなときは降りることもしっかりできた方がいいかと思います。

 

 

ROIについて

100ハンドごとに投じたチップに対して出ている利益(損失)の割合です。

利益÷投資額×100』の数式で計算されます。

 

例として、100回プレイして投じた額は100ドルで出した利益が50ドルとします。

このROIを計算すると『50÷100×100=50%』となります。

 

当然ながらROIがマイナスになっている=負けているになるので何かしらの原因追及と対策が必要になってきます。

 

 

データを組みわせることでさらに搾取されやすくなる!?

KKPOKERのVIP会員が見ることができてしまうコチラのデータですが、色々と組み合わせることで、どんなプレイヤーなのかよりハッキリと予想されてしまいます。

 

たとえば、僕のこのデータを例にしますと

”VPIPも低く、3-Betも低いから相当勝ちを確信したときでないとレイズしてこないな”

とか

”VPIPが低い割には、WTSDは高いからストレートやフラッシュを好んで引きにくるのでは?”

といったような、見る人がそれぞれの予想をしてくるわけです。

 

「こんなことされたらたまらんでしかし!」って感じですが、これを逆手に取ることで対策をしていくしかありません。

 

 

ちなみに僕のROIがマイナスなのは、ここぞという大きなベット額のときに限って低い勝率を引かれて負けているからです…という言い訳をさせてください笑

 

 

相手の裏をかく行動を取る

たとえばですが、相手がこちらをタイトなプレイヤーだと思っているなら5回に1回くらいの割合でルースなハンドで参加してみるとか

 

C-Betを打つとき異常なほど高く打ってみるとか、アグレッシブな姿勢を見せてみるのも1つの手です。

(もちろんある程度勝てる算段のあるときにやってください)

 

相手がコチラのデータを元に動いている感じがしたら、あえて普段取らない行動を起こすようにしてみることで搾取され続ける側からは抜け出せるかと思います。

 

数字は苦手という場合もあるかもですが、最低でもデータがどういうことを意味しているのかだけでも把握しておくことをオススメします。

 

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